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ネイティブに聞いた「The pot calling the kettle black」の意味 海外ドラマや日常会話で頻出 実際の使いから、語源、類義語、対義語、発音まで徹底解説

こんにちはTOMOです。

今回はネイティブスピーカーや海外ドラマでは頻繁に使用されますが、日本人には馴染みのない「The pot calling the kettle black」について詳しく解説します!

他のサイトではあまり解説されていない「類義語」「対義語」「語源」などについても詳しく解説しているので、是非参考にしてください。

ポイント

「The pot calling the kettle black」は「鍋がやかんに黒いと言う、五十歩百歩」の意味で、日常会話や海外ドラマで頻繁に使われる表現です!

   

TOMO

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まずは「The pot calling the kettle black」の意味について1分で理解しよう!

「The pot calling the kettle black」とは、自分も持っている欠点を他人が指摘するときに使われる表現です。

例えば、怠け者が他の人を怠けていると非難する場合にこのフレーズが使われます。

比喩的には、他人の短所を指摘する人が同じ短所を自覚していない、または無視していること示します。

ネイティブスピーカーは「The pot calling the kettle black」をどんな場面で使う?

この表現は、自己懐疑や皮肉をこめて、他人が自分と同じ過ちを犯していると指摘するときにネイティブスピーカーが使用します。

批判する人が自分も同じような欠点を持っている時、その矛盾を示唆するために使われます。

「The pot calling the kettle black」は日常会話で使う?ビジネスやフォーマルでも使える?

「The pot calling the kettle black」は比較的一般的なイディオムで、日常会話で時々使われます。

しかし、ビジネスやフォーマルな環境で使用すると不適切に聞こえる可能性があるので、そういう文脈では控えめに使うべきです。

例文で「The pot calling the kettle black」をマスターしよう!

自分

日常会話で使う例文を3つ紹介しますので、是非参考にしてください!

例文1

Hes calling me lazy?
Thats the pot calling the kettle black! 彼が私を怠け者だと言うなんて、まさに五十歩百歩だ!

例文2

She criticized her friend for being late when shes usually not on time herself – isnt that the pot calling the kettle black?
彼女はいつも自分が時間通りに来ないのに友達の遅刻を非難した—それって鍋がやかんに黒いと言うことでは?

例文3

You always forget to call back, so youre the pot calling the kettle black.
あなたはいつも折り返しの電話を忘れるから、自分のことを棚に上げているね。

「The pot calling the kettle black」の類義語はどんなものがある?

「The pot calling the kettle black」の類義語を紹介していきます!

自分

似たフレーズを複数学ぶことで、さらに表現力が高まります!

類義語:Hypocrite(偽善者)

「Hypocrite」は行動が信条や言葉に一致しない人を指し、「the pot calling the kettle black」は特定の状況においてその行動を指摘します。

例文: Hes a real hypocrite, always preaching about honesty while he deceives others.
和訳:他人を欺きながら正直さを説くなんて、彼は本当の偽善者だ。

類義語: Throw stones in glass houses(ガラスの家に石を投げる)

両方の表現は批判者自身が同様の欠点を持つことを指摘するが、「Throw stones in glass houses」は欠点の持ち主が脆弱であることを強調します。

例文: You shouldnt throw stones if you live in a glass house.
和訳:ガラスの家に住んでいるなら石を投げるべきではない。

「The pot calling the kettle black」の対義語はどんなものがある?

対義語: Self-aware(自己認識がある)

「Self-aware」は自分の欠点や短所を知り、認める人を指します。

「The pot calling the kettle black」はその逆で、自己認識に欠ける人を描写します。

例文: Unlike him, she is quite self-aware and admits her faults.
和訳:彼とは違って、彼女は自己認識があり、自分の欠点を認める。

対義語: Practice what you preach(言うことを実践する)

「Practice what you preach」とは、言っていることを自分も行っていることを意味し、「the pot calling the kettle black」の対義語です。

例文: He always practices what he preaches, which is very admirable.
和訳:彼はいつも言っていることを実践しており、それはとても立派だ。

「The pot calling the kettle black」の発音をマスターしよう!

[ðə pɒt ˈkɔːlɪŋ ðə ˈkɛtl blæk]、ザ ポット コーリング ザ ケトゥル ブラック。

このフレーズでは「the」は弱形で「ðə」となり、「pot」と「calling」の「o」は短い「オ」と発音され、「kettle」「black」の「a」は短い「ア」と発音されます。

「The pot calling the kettle black」を語源から学んでみよう

このイディオムは、昔の調理器具が火で直接加熱されるため、どちらも煙で黒くなるという事実に基づいています。

調理器具としての「pot」(鍋)と「kettle」(やかん)の語源はそれぞれ異なりますが、「pot」は古英語の「pott」という語に由来し、「kettle」は古英語の「cetel」という語に由来しています。

どちらも調理に使用される容器を指します。

似た語源の言葉として「pan」(古英語の「panne」由来)や「cauldron」(古フランス語の「caudron」由来)があります。

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