こんにちはTOMOです。
今回はネイティブスピーカーや海外ドラマでは頻繁に使用されますが、日本人には馴染みのない「An axe to grind」について詳しく解説します!
他のサイトではあまり解説されていない「類義語」「対義語」「語源」などについても詳しく解説しているので、是非参考にしてください。
まずは「An axe to grind」の意味について1分で理解しよう!
「An axe to grind」は、個人的な目的や隠れた動機、特別な利害関係を持つことを指します。
自分にとっての利益や仕返しを求める意味で使われることが多いです。
このフレーズは、自己中心的または偏った立場からアクションを起こす人を示していることがあるため、警戒されるべき意図の存在を暗示します。
ネイティブスピーカーは「An axe to grind」をどんな場面で使う?
ネイティブスピーカーは、インタビューやディベートなどで誰かが特定の議題について強い意見や執着を持っている場合、またはその人が隠れた個人的な利益を求めていると疑うときにこの表現を使います。
「An axe to grind」は日常会話で使う?ビジネスやフォーマルでも使える?
「An axe to grind」は日常会話でたまに使われますが、あまりポジティブな意味ではないため注意が必要です。
フォーマルなビジネスシーンでは、もっと中立的で礼儀正しい言葉を選ぶ方が好ましいでしょう。
例文で「An axe to grind」をマスターしよう!
日常会話で使う例文を3つ紹介しますので、是非参考にしてください!
例文1
Hes critical of the plan, but he has an axe to grind.
彼はその計画に批判的ですが、個人的な理由があるのです。
例文2
I cant trust her opinion; she has an axe to grind.
彼女の意見は信用できない;彼女には私欲があるから。
例文3
It seems like he has an axe to grind with the committee.
どうやら彼は委員会に対して個人的な恨みがあるようだ。
「An axe to grind」の類義語はどんなものがある?
「An axe to grind」の類義語を紹介していきます!
似たフレーズを複数学ぶことで、さらに表現力が高まります!
類義語:Bias(偏見)
「Bias」と「an axe to grind」はともに偏った見方を示しますが、「an axe to grind」はより個人的な動機に焦点を当てています。
例文: His analysis may be affected by his bias.
和訳:彼の分析は彼の偏見に影響されているかもしれない。
類義語: Have a personal stake(個人的な利害がある)
「Have a personal stake」は個人的な関心がある状況を指しますが、「an axe to grind」は通常、否定的な意味を含んだ行動を示唆します。
例文: She has a personal stake in the companys success.
和訳:彼女は会社の成功に個人的な関心を持っている。
「An axe to grind」の対義語はどんなものがある?
対義語: Unbiased(偏見のない)
「Unbiased」とは、偏りのない、客観的な状態を意味するので、「an axe to grind」とは反対になります。
対義語: No hidden agenda(隠された議題なし)
「No hidden agenda」とは、隠れた意図や動機がないことを意味し、「an axe to grind」とは反対です。
例文:She assured us that there is no hidden agenda in her proposal.
和訳:彼女は彼女の提案に隠された議題はないと保証してくれた。
「An axe to grind」の発音をマスターしよう!
/an æks tə graɪnd/、「アン アクス トゥ グラインド」。
フレーズでは、「an」の「n」は次の単語と繋がりやすく、「axe」の「a」は短い「ア」と発音され、「grind」において「i」は「アイ」と発音する点に注意が必要です。
「An axe to grind」を語源から学んでみよう
「An axe to grind」は19世紀のアメリカに起源を持ち、直訳では斧を砥ぐという意味ですが、個人的な目的で行動することに転じました。
同様の「grind」を使う表現に「grind the axe」というものもあり、こちらは何かを達成するために一生懸命働くという意味です。
また、語源が似ている「grind away」(コツコツと働く)や「daily grind」(日々の仕事、日常の繰り返し)もあります。