英語学習法

[最短で600点]3か月で確実にTOEIC600点を達成する勉強法[短期集中]

この記事では「TOEIC600点を最短で取る勉強法」を書いていく。

断言するが、TOEICスコアは正しい努力をすれば上げられる。特にTOEIC600点は正しい方法でやれば、数ヶ月〜半年などの短期でも十分越えられる。

本記事の対象者

  • TOEIC600点以上を取りたいけど、どうやって勉強法すれば良いかわからない
  • TOEIC勉強を始めたけどまだ600点未満で、600点以上を取れる気がせず悩んでいる
  • 就職や昇進、転職のためにTOEIC600点は何としても取らなければいけない

まずはTOEIC600点のレベルを知ろう[英検2級レベル]

よく就職や転職時の条件とされるTOEIC®600点ですが、その英語レベルのイメージがわかない人も多いのではないでしょうか。

TOEIC®600点の難易度が分かると、どんな勉強をすべきか考えやすくなります。そこで、以下の観

TOEIC®600点のレベルは、英検で換算するとだいたい「英検2級相当」と言えます。

文部科学省が作成した以下の対照表によると、TOEIC®600点と英検2級は同程度とされています。英検2級は高校卒業程度の英語力レベルです。

TOEIC®英検
120点〜3-5級
225点〜準2級
550点〜2級
785点〜準1級
945点〜1級

具体的な勉強法

TOEICの受験日を決める

次にTOEICの受験日を決めます。

あなたが大学や会社にTOEICのスコアを提出しなければいけない場合、提出日から逆算してTOEICの受験日を決めましょう。

期限がしばらく先の場合は、念のため、複数回受験するスケジュールを立ててもよいですね。

提出期限がない場合は、あなたの現在の英語力から受験日を決めるとよいでしょう。

たとえば、中学レベルの英文法は大丈夫でTOEICの勉強を今すぐ始められるという人は2ヶ月程度先の日程を設定するとよいと思います。

一方「中学レベルの英文法も不安だ……」という人は、学習期間を長めにとって、3ヶ月程度先の日程で一度受験してみてはいかがでしょうか。

この日程をすすめる理由は、中学レベルの英文法の復習は2週間~1ヶ月程度、TOEICの勉強を一通り終えるのは2ヶ月程度かかるからです。

問題演習をしっかりしてから試験にのぞみたいという人は、さらに2週間~1ヶ月先の日程でもよいかもしれません。

最新のTOEICの日程は、TOEICの公式ホームページで確認できます。

TOEIC受験のための参考書や問題集を揃える

TOEICをいつ受験するか決めたら、次に参考書や問題集を揃えましょう。

勉強に使う参考書選びは、TOEIC初心者にとって重要です。

なぜなら自分に合う参考書と問題集を選ばないと、思ったより点数が上がらなかったり、勉強がしんどくなってしまう可能性があるからです。

あなたの英語レベルによっても、必要な参考書や問題集が異なるので、ここで確認してから購入するようにしましょう。

ここではTOEIC初心者にオススメの教材を5つ紹介します。

TOEICのテキスト購入に迷ったら、とりあえずこちらの5つを揃えておけば試験対策ができるでしょう。

  • TOEIC初心者が準備するべき教材4つ
    • はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略(参考書)
    • TOEIC公式問題集(練習問題)
    • 金のフレーズ・銀のフレーズ(英単語)
    • スタディサプリ(アプリ・スキマ時間の学習用)
  • 文法や単語が苦手な人向けの追加教材1冊中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(英文法)

『金のフレーズ』で600点レベルの単語をすべて潰す

まずは『金のフレーズ』を使用して、600点に必要な単語を覚えていきます。


TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

この単語帳は、著者が長年に渡って集めた膨大なTOEICのデータを元に作成されていて、TOEICの単語帳の中では王道とも言える存在です。まずは、そんな本書に掲載されている600点レベル「助走の400語」に取り組んでいきましょう。

まず最初に、

  1. 完璧に知っている単語
  2. それ以外の単語

の2つに分けていきましょう。このうち(1)の見た瞬間に意味が分かるレベルの単語は、この1ヶ月の学習期間で学習する必要はありません。

限られた時間を有効活用するためにも、(2)の単語だけに取り組んでいきましょう

もし皆さんが既にTOEIC500点台であれば、この「助走の400語」の中に既に知っている単語も多くあるはずです。

もし先程の仕分けで、学習する単語を400語から200語まで絞れるとしたら、1単語あたり10秒で30分、20秒かけても60分あれば1周の学習が終わるはずです。

1ヶ月後の受験日までに、これらの単語をすべて覚えておくことを目標に、毎日これらの単語を1周するようにしましょう。

ちなみに、『金のフレーズ』を使った学習は、abceedというアプリを使用することで効率化できます。

このアプリでは、知っている単語と知らない単語の仕分けはボタンひとつでできますし、単語や例文ごとの音声の再生も簡単にできるので、是非活用してみてください。

TOEICの実践問題集を一回解いて全体イメージを掴む

前述通り、スタディサプリTOEICだけでもTOEIC600点以上は目指せるが、必要に応じてこの後の勉強法もトッピングしてみてほしい。

最短でTOEIC600点を目指すなら、最初からTOEICの実践問題集を解いてみよう。

「え??この段階ですぐに実践??」とあなたは思うかもしれない。でも、それでも敢えて、いきなり実践をして欲しい。

なぜなら、実践を最初に経験することで、TOEICテストはどんなものか、自分のレベルはどれくらいか、こういうことをイメージできるからだ。

これはあらゆる物事に共通することなので覚えておいて欲しいが、最短で物事を達成するためには、まず実践から入ることだ。実践から入ることで、その全体像や、その中で自分がやるべきこと、注力すべきことが見えてくる。いきなり実践は一見無謀に思えるかもしれないが、実はこれは「あなたが注力すべきこと」を見極める方法として有効なのだ。

そして、今回のTOEICもまさにこれが当てはまる。TOEICの実践をやってみると、「英単語が全然読めないけど、文法は何となく理解できた」とか、「文法は全くわからないけど、使われている英単語はそこそこ理解できた」とかがわかる。あるいは「リスニングは全くわからなかったけど、リーディングはそこそこ解けるな」とかがわかる。

この「気づき」が大事なのだ。この気づきさえあれば、「英単語がわからないから、まずは英単語を勉強しよう」とか「文法が弱そうだから、文法をサクッと学び直そう」とか、「苦手で伸び代がありそうなリスニングを勉強しよう」という風に、ピンポイントで注力すべきポイントに対策を打つことができるようになる。

この注力すべきポイントを実践を通じて知ることこそ、最短で600点を達成するコツだ。

総合問題集で各パートを解くコツをマスターする

まず必ず用意していただきたいのは、TOEICの特徴や解き方の解説が書かれている参考書です。

はじめてTOEICを受ける場合、TOEIC試験の特徴やよく出る問題パターン、選択肢のパターンなど把握していない人が多いと思います。

ですから1冊でよいので、TOEIC試験の総合的な参考書を用意しましょう。

オススメの参考書はアルクの「はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略(参考書)」です。

はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略
著者小石裕子
出版社アルク
価格1,980円(税込)

TOEICのスコアアップに必要なパート別攻略法、実力UP勉強法、完全模試すべてが1冊に入ったTOEICの総合対策本。

TOEICの勉強は何からはじめたらよいか、どの本で勉強したらよいかと悩むTOEIC初心者にぴったりの1冊です。

目標や勉強にあてられる時間に合わせて、最低限のところだけの学習から、必要十分な学習、さらには豊富なダウンロード特典も駆使した踏み込んだ学習まで実現できるように設計してあります。

スコアアップのためでなく、本物の英語力アップのために必要な学習法も記載されているので、本書を使い倒すと確実に実力がつきますよ。

ディクテーションで聞き取れない音を明らかにする

TOEIC公式問題集に取り組むにあたり、まず紹介したいのが「ディクテーション」というトレーニングです。

ディクテーションとは、聞こえてきた英語を書き取る勉強法で、自分に聞こえていない英語を明らかにするには有効な学習法です。

参考:ディクテーションとは?TOEIC満点講師がやり方やコツを解説

ただし、この勉強法は非常に負荷が高いため、短文で構成されているPart1Part2の音源を使って実践することをおすすめします。

ディクテーションをすることで、自分が聞き取れない英語を明らかにできる訳ですが、英語の音が聞き取れないパターンは2つあります。

  1. そもそも単語を知らないケース。
  2. 知っている単語なのに音声変化などにより聞き取れないケース。

前者の場合は、シンプルに単語を覚えれば解決ですが、後者の場合は、しっかりと対策をしなければいけません。

英語には Would you… 「ウヂュー」のように音が繋がるなど、音声が変化するいくつかのパターンがあります。

ここでは細かい音声変化の解説は割愛しますが、どうしても聞き取れない英語があったら、もしかしたら原因は音声変化にあるかもしれません。そのような時はぜひ「英語 音声変化」とインターネットで検索して、それらのルールを調べてみてください。

よくある質問

独学だけでTOEICを受けても大丈夫ですか?

もちろん、スクールに入らず独学でTOEICを受ける方も多く存在します。

そのため、独学で満点を取るという強者も中にはいるので「独学はダメ!」ということはありません。

しかし、テキストや参考書を見ても「ここがどうしてもわからない…」という時に、誰か教えてくれたらなぁ…というケースが多いのも事実。

独学でもOKですが、塾や教室の講座に通うのもいいでしょう。気軽に質問できたり、親身になってくれるコーチがいた方が、やはり効率的です。

目標の設定はもちろん、直前には模試などを活用して勉強の仕方を指示してもらえます。より早く、高いスコアを狙えるようになるでしょう。

まずやることを1つに絞るなら何ですか?

どうしても一つに絞りたい場合は、やはり単語力強化をオススメします!

リスニングでもリーディングでも、単語が基本です。文法がわかっても語彙力が足りなければ、意味を正確に理解できません。

何度も繰り返すことで、単語はどんどん身についていくので、まずは基本的な英単語を覚えましょう。

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