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[だれでもわかる] Tell it like it is の意味 ネイティブの実際の使い分けとニュアンスの違い、語源、類義語、対義語、発音まで徹底解説

英語を勉強していると、「tell it like it is」という表現に出会うことがあります。

シンプルなフレーズに見えるかもしれませんが、文脈によってさまざまな意味や使い方があり、日常会話やビジネスシーンで頻繁に使用される便利な表現です。

今回は、このフレーズの意味や使い方を、小学生でも分かるように簡単に説明します!


1. "tell it like it is" の基本の意味

英語の「tell it like it is」は、主に以下のような意味で使われます。

  1. 物事をありのままに話す、率直に言う
    • 例文:
      • She always tells it like it is, even if people don't want to hear the truth.
        (彼女はいつもありのままに話す、たとえ人々が真実を聞きたくなくても。)
  2. 隠さずに正直に伝える
    • 例文:
      • I appreciate that you tell it like it is instead of sugarcoating the situation.
        (状況を甘く言わずに正直に伝えてくれることに感謝しています。)
  3. 事実を誇張せずに述べる
    • 例文:
      • It's important to tell it like it is when giving feedback.
        (フィードバックをする際には、事実を誇張せずに述べることが重要です。)

2. 似ている表現との使い分けとニュアンスの違い

「tell it like it is」と似ている表現には「be straightforward」「speak plainly」「call a spade a spade」「speak one's mind」などがありますが、それぞれ微妙なニュアンスや使用場面の違いがあります。

以下にそれぞれの使い分けとニュアンスの違いを解説します。

1. Be straightforward

  • 使い分け:
    • 「be straightforward」は、率直であることを強調しますが、「tell it like it is」ほどカジュアルではありません。
  • ニュアンスの違い:
    • 「be straightforward」は、複雑さを避けてシンプルに話すことに焦点を当てています。
  • 例文:
    • Please be straightforward with your feedback.
      (フィードバックは率直にお願いします。)

2. Speak plainly

  • 使い分け:
    • 「speak plainly」は、わかりやすく、誤解を避けるために明確に話すことを意味します。
  • ニュアンスの違い:
    • 「speak plainly」は、簡潔さと明確さを強調し、専門用語や複雑な表現を避けることに重点を置きます。
  • 例文:
    • Can you speak plainly so everyone understands?
      (みんなが理解できるように、もっとわかりやすく話せますか?)

3. Call a spade a spade

  • 使い分け:
    • 「call a spade a spade」は、真実をそのまま言うこと、特に不快でも正直に言うことを意味します。
  • ニュアンスの違い:
    • この表現はやや強い口調を持ち、時には直接的すぎると感じられることがあります。
  • 例文:
    • Don't be afraid to call a spade a spade when necessary.
      (必要なときには、真実をそのまま言うことを恐れないでください。)

4. Speak one's mind

  • 使い分け:
    • 「speak one's mind」は、自分の考えや意見を遠慮せずに話すことを意味します。
  • ニュアンスの違い:
    • この表現は、個人の意見を強調し、必ずしも「事実をありのままに伝える」ことに焦点を当てていません。
  • 例文:
    • She always speaks her mind, regardless of the consequences.
      (彼女は結果を問わず、いつも自分の意見をはっきりと言います。)

5. Tell it like it is vs. Similar Expressions

  • Tell it like it is:
    • ニュアンス: 物事をありのままに、率直に話す。
    • 例文:
      • It's best to tell it like it is during the meeting.
        (会議中にはありのままに話すのが一番です。)
  • Be straightforward:
    • ニュアンス: 複雑さを避けて率直に話す。
    • 例文:
      • Please be straightforward about your concerns.
        (あなたの懸念について率直に話してください。)
  • Speak plainly:
    • ニュアンス: わかりやすく明確に話す。
    • 例文:
      • Speak plainly so there are no misunderstandings.
        (誤解がないように、わかりやすく話してください。)
  • Call a spade a spade:
    • ニュアンス: 不快でも真実をそのまま言う。
    • 例文:
      • He doesn't hesitate to call a spade a spade.
        (彼は真実をそのまま言うことをためらいません。)
  • Speak one's mind:
    • ニュアンス: 自分の意見を遠慮せずに話す。
    • 例文:
      • She always speaks her mind in discussions.
        (彼女は議論の中でいつも自分の意見をはっきりと言います。)

ニュアンスの違いまとめ

  • フォーマル度合い:
    • 「tell it like it is」と「be straightforward」はフォーマル・カジュアル両方で使えますが、「call a spade a spade」はやや強い口調を持ちます。
  • 焦点の違い:
    • 「tell it like it is」は事実をありのままに伝えることに焦点を当てています。
    • 「be straightforward」は複雑さを避けてシンプルに話すことに焦点を当てています。
    • 「speak plainly」はわかりやすさと明確さを重視しています。
    • 「call a spade a spade」は不快でも真実をそのまま言うことに重点を置いています。
    • 「speak one's mind」は個人の意見を遠慮せずに表現することに焦点を当てています。

3. 語源

「tell it like it is」というフレーズは、20世紀初頭にアメリカの口語表現として広まりました。

この表現は、事実を誇張や装飾なしに、ありのままに伝えることの重要性を強調するために使用されるようになりました。

直訳すると「それがどうであるかを話す」という意味ですが、比喩的に「率直に話す」「真実を伝える」という意味で定着しました。

特にビジネスや日常会話で、誠実さや正直さを示す際に頻繁に使われます。


4. ネイティブの実際の使い方

ネイティブスピーカーは「tell it like it is」を、以下のような状況で使用します。

1. 物事を率直に伝える場合

例文:

  • I believe it's important to tell it like it is during team meetings.
    (チームミーティングでは物事を率直に伝えることが重要だと思います。)
  • He always tells it like it is, even when the news is bad.
    (彼はニュースが悪くても、いつもありのままに話します。)

2. 正直さを強調する場合

例文:

  • Don't sugarcoat the facts; just tell it like it is.
    (事実を甘く言わないで、ありのままに話してください。)
  • She appreciates colleagues who tell it like it is.
    (彼女は率直に話す同僚を評価しています。)

3. 問題や課題を明確に指摘する場合

例文:

  • We need to tell it like it is and address the issues directly.
    (物事をありのままに伝え、問題に直接対処する必要があります。)
  • Telling it like it is can sometimes be tough, but it's necessary for growth.
    (物事を率直に伝えるのは時に難しいですが、成長のためには必要です。)

6. ネイティブはどの程度使う?使用頻度について

8/10:よく使う!(10段階評価)

「tell it like it is」は、ネイティブの日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われる表現です。

特に、以下のような場面でよく登場します。

  • 物事を率直に伝える必要がある時
  • 正直さや誠実さを強調する時
  • 問題や課題を明確に指摘する時

覚えておくと、誠実なコミュニケーションを取る際に非常に便利です。


7. フォーマルな場面やビジネスでの使用

「tell it like it is」はカジュアルからフォーマルな場面まで幅広く使える表現ですが、ビジネスシーンでは特に以下のような状況で用いられます。

フォーマルな言い換え

  1. Be candid
    • 例文:
      • It's important to be candid about the project's challenges.
        (プロジェクトの課題について率直であることが重要です。)
  2. Be forthright
    • 例文:
      • She was forthright in her assessment of the team's performance.
        (彼女はチームのパフォーマンスについて率直に評価しました。)
  3. Provide an honest assessment
    • 例文:
      • We need to provide an honest assessment of our current strategy.
        (現在の戦略について正直な評価を提供する必要があります。)
  4. Speak truthfully
    • 例文:
      • He spoke truthfully about the challenges we face.
        (彼は私たちが直面している課題について正直に話しました。)

8. 類義語

「tell it like it is」と似た意味を持つ表現をいくつか紹介します。

  1. Be straightforward
    • 意味: 率直である
    • 例文:
      • Please be straightforward with your feedback.
        (フィードバックは率直にお願いします。)
  2. Speak plainly
    • 意味: わかりやすく話す
    • 例文:
      • Can you speak plainly so everyone understands?
        (みんなが理解できるように、もっとわかりやすく話せますか?)
  3. Call a spade a spade
    • 意味: 真実をそのまま言う
    • 例文:
      • Don't be afraid to call a spade a spade when necessary.
        (必要なときには、真実をそのまま言うことを恐れないでください。)
  4. Speak one's mind
    • 意味: 自分の意見を遠慮せずに話す
    • 例文:
      • She always speaks her mind in discussions.
        (彼女は議論の中でいつも自分の意見をはっきりと言います。)
  5. Be candid
    • 意味: 率直である
    • 例文:
      • It's important to be candid about the project's challenges.
        (プロジェクトの課題について率直であることが重要です。)
  6. Be forthright
    • 意味: 率直である
    • 例文:
      • She was forthright in her assessment of the team's performance.
        (彼女はチームのパフォーマンスについて率直に評価しました。)
  7. Provide an honest assessment
    • 意味: 正直な評価を提供する
    • 例文:
      • We need to provide an honest assessment of our current strategy.
        (現在の戦略について正直な評価を提供する必要があります。)
  8. Speak truthfully
    • 意味: 正直に話す
    • 例文:
      • He spoke truthfully about the challenges we face.
        (彼は私たちが直面している課題について正直に話しました。)

9. 発音のポイント

「tell it like it is」の発音は比較的シンプルですが、フレーズ全体を滑らかに繋げることが重要です。いくつかのポイントを押さえましょう。

発音の分解

  • tell: /tɛl/ → 「テル」
  • it: /ɪt/ → 「イット」
  • like: /laɪk/ → 「ライク」
  • it: /ɪt/ → 「イット」
  • is: /ɪz/ → 「イズ」

発音のコツ

  • 流れるように繋げるフレーズ全体を一息で滑らかに発音します。例えば、「テルイットライクイッツイズ」のように、単語と単語をスムーズに繋げましょう。
  • 強調する部分「tell」と「like」に少し強調を置くと自然に聞こえます。「TELL it LIKE it is」のように発音すると良いです。
  • リエゾンを意識する「tell it」は「tellit」と繋げて発音し、「like it」は「likeit」と滑らかにつなげます。

発音練習例

  • 例文:
    • Tell it like it is, and people will respect your honesty.
      発音練習:
      テルイットライクイッツイズ、アンドピープルウィルリスペクトユアオネスティ。
  • 例文:
    • She always tells it like it is during meetings.
      発音練習:
      シーオールウェイズテルズイットライクイッツイズデューアリングミーティングス。

10. まとめ

「tell it like it is」は、「物事をありのままに話す」「率直に言う」「隠さずに正直に伝える」という意味の表現で、何かを正直に、誠実に伝える際に非常に役立つフレーズです。

特に、ビジネスシーンや日常会話で、正直さや透明性を重視する場面で頻繁に使用されます。

また、類義語や対義語を覚えることで、さまざまな状況で適切な表現を選ぶことができ、英語のコミュニケーション能力が向上します。

発音のコツを押さえつつ、実際の会話で「tell it like it is」を積極的に使ってみましょう!

さらに、具体的なシチュエーションを想定して練習すると、より自然に使えるようになります。例えば、プロジェクトの進捗状況を報告する際に「I need to tell it like it is about our progress」と言ってみましょう!

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